金型ができるまで

この項では金型の製作工程を、切削加工を例にとって紹介します。

※金型の製作方法には切削加工のほかに、精密金型鋳造、砂型鋳造などの製作方法があります。

1. 材料の選択

金型の材料には加工性、軽量化、熱伝導性の良さから主にアルミニウム合金を使用します。


2. 表面加工

CAD/CAMシステムのモデルデーターを元にマシニングセンターで表面の切削加工を行ないます


3. 裏面加工

エアー回路や型ベースへの取付穴を加工します。


4. 仕上げ

1) 真空孔加工(エアー回路へ通じる極細穴加工を行ないます。)

2) 表面仕上げ(切削加工面の表面研磨を行ないます。)


5. 組立~検査

金型を成形型ベースに組込みます。

完成後、金型の寸法検査や冷却回路、離型機構などの動作確認検査を行ないます。